男高下駄について

男性桐高下駄

高下駄は下駄の歯が差し歯(歯を台に差込む構造のもの)で、普通の下駄より高さがある下駄の事で足駄とも呼ばれます。高さがあるため、履くと身長が高く見えるし、目線も高くなるので、視界が変わります。
私が現代屋に入社した頃、店舗では高下駄とは呼ばずに足駄と呼んでおりましたが、最近は足駄というより高下駄と呼ぶ方が一般的になってきてます。

弊社では、白生地極太鼻緒が付いた高下駄しか販売していなかったのですが、最近は黒ハイミロン極太鼻緒もすげるようになりこちらも人気があります。用途に応じて選ばれているようです。

高下駄大厚南州

品名 男性桐高下駄 足駄 白生地鼻緒
種類 ??? 品番 ??? size ??? 寸法(cm) ??? 価格(税別) ??? 履く方のサイズ
南州(薄歯) SG017 ??? M??? 24.2×10.5×9.6 ??? 5,500円 ?? 23~26.5cm
南州(薄歯) SG017L ??? L??? 25.7×10.5×9.6 ??? 6,000円??? 25.5~27.5cm
大厚(厚歯) SG018 ??? M??? 24.2×10.5×10 ??? 6,500円??? 23~26.5cm
大厚(厚歯) SG018L ??? L??? 25.7×10.5×10.3 ??? 7,000円??? 25.5~26.5cm
大厚(厚歯) SG018A ??? LL??? 27×10.5×10.5 ??? 7,700円??? 27~27.5cm

髙下駄の台には桐の木が、歯には歩行時の摩耗が少なく、歯の寿命も長い朴の木が使われます。

高下駄 大厚 豪傑

歯の厚い高下駄を、大厚、豪傑などと呼びます。高下駄大厚は応援団・調理師の方や高下駄が好きな方などが履かれております。私も中学生の時に高下駄が好きになり、母親から頂いて履いていたことがあります。北海道では旧帝大北海道大学応援団の方も履いてます。

高下駄大厚高下駄大厚

バンカラに愛用されていた

  • 歯の厚いものを厚歯と言い、特にバンカラと呼ばれた学生に愛用されました。
  • 旧制高等学校生徒が履いていたのもこのタイプで朴歯の高下駄と呼び、マント、弊衣破帽、高下駄が 高校生のシンボルとされました。
  • 金色夜叉で貫一がお宮を下駄で蹴り飛ばす場面で貫一が履いている下駄もこれです。
  • 「都ぞ弥生」の寮歌で知られる北海道大学の恵迪寮は、ぼろぼろな学生服に、破れた学帽、高げた姿の「蛮カラ」の代名詞となった寮で、恵迪寮の学生も履いていました。

高下駄 大厚4寸を猿田彦命に

高下駄の歯の高さは、通常2.5寸で、全体の高さは、10センチくらいです。弊社では、歯の高さが4寸の高下駄もオリジナルで造っており高さが15センチ弱です。この高下駄 大厚4寸は、ある神社の例大祭行列で猿田彦命に履かせる下駄として、高下駄大厚で15センチの高さの下駄の作成依頼を受けて作りました。そこの神社の猿田彦命になる方は、この高下駄で行列を歩いております。それ以降鼻緒白と黒をすげて販売しております。高下駄 足駄 猿田彦

品名男性桐高下駄 大厚4寸(特高2本歯)白生地鼻緒
品番 ??? size ??? 寸法(cm) ??? 価格(税別) ??? 履く方のサイズ
SG023 ??? M??? 24.2×10.2×14.6 ??? 8,000円 ? 23~26.5cm
SG023L ??? L??? 25.7×10.2×14.6 ??? 8500円 ?? 25.5~27.5cm

高下駄4寸歯

品名男性桐高下駄 大厚4寸(特高2本歯)黒生地鼻緒
品番 ????????? size ??? 寸法(cm)??? 価格(税別) 履く方のサイズ
SG023k ??? M? 24.2×10.2×14.6? 8,500円??? 23~26.5cm
SG023kL ? L? 25.7×10.2×14.6 ? 9000円 ?? 25.5~27.5cm

弊社通販サイト「下駄 草履 雪駄 鼻緒の通販 現代屋」の
男性桐高下駄 朴歯下駄 天狗下駄 一本歯下駄(一本下駄)」ページから購入できます。
http://www.gendaiya.co.jp/s_sgtakagetatengu.htm


カテゴリー: 下駄 | 投稿日: | 投稿者:

takano について

下駄 雪駄 草履等、当店独自の鼻緒すげ技術により履きよい和装履物を通販・店頭販売する下駄屋です。 当店の履物は、多年の経験を積んだ優秀職人による独自の鼻緒すげ技術により、一足一足丁寧に鼻緒をすげているので足入れ、足当たり、履き心地が良く丈夫なのが特徴です。 取扱品目は草履、下駄、雪駄、和装用バッグ、巾着、和傘、足袋、サンダル等です。 長年やってこれたのもひとえにご愛顧いただいた皆様のお陰と深く感謝しております。

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